動画編集の始め方

動画編集はMac? Windows? それぞれのPCのメリットを比較

npy122

こんにちは、ネッピーです。

動画編集をするならMacがいい

みたいな漠然としたイメージを抱いていませんか?

僕も何がきっかけだったのかわかりませんが、いつの間にか「クリエイティブならMac」というイメージがついていました。

ネッピー
ネッピー

実際Macはデザインが洗練されていて、いかにもクリエイティブ御用達って感じですよね

ですが、動画編集に関しては「Macの方が絶対にいい」というわけではありません。

僕としては、

どっちでもいい! 好きな方を使え!

と思っています。

今回は「動画編集をする」という前提のもと、MacとWindowsの双方の特徴を比較してみようと思います。

迷える猫
迷える猫

動画編集やってみたいけど、PC選びで悩んでいます…

この記事がそんな方の参考になれば幸いです。

それでは参りましょう!

まずは結論。どっちでもいい!

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始めにお伝えしておきますが、動画編集をするのはMac、Windowsどちらでも可能です。

PremiereProなどAdobe製品はどちらにも完全対応しているので、編集の上で困ることはありません。

ただ一部「これは○○でしか使えない」というソフトがあるのは事実です。

  • Final Cut Pro(Apple謹製の動画編集ソフト)
  • YMM4(ゆっくり動画などの合成音声を作れる無料の動画編集ソフト)
  • 有志作成のフリーソフト(Windowのみということが多い)

これ以外にもありますが、どちらかというと「Windowsのみ使える」というパターンが多いです。

ネッピー
ネッピー

動画編集以外にもいろんな用途でPCを使う可能性があるなら、汎用性という意味でWindowsを選んでおけば安心できるかもしれません!

ただ動画編集に関しては業界標準のPremiereProが使えればなんとかなりますので、好みで選んでいただいていいのではないかと思います。

Macの特徴

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Macとは個別の何かを指しているのではなく、macOSまたはそれを搭載したデバイスの総称です。

かの有名なAppleが開発・販売する「MacBook」シリーズや「iMac」などのPCには、すべてmacOSが搭載されています。

洗練された見た目と扱いやすい直感的な操作性が人気を博していますね。

動画編集において、Macを選ぶことには次のようなメリットがあります。

安定性がピカイチ

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MacがWindowsと決定的に違うのは、内部の細かいパーツに至るまですべてAppleによる自社開発だということ。

かつてはintel製のCPUが使われていたこともありましたが、現在はストアで買えるすべてのラインナップがApple内製のAppleシリコンになっています。

迷える猫
迷える猫

すべて自社製だと何か違うの?

ネッピー
ネッピー

いい質問ですね!

設計・開発・生産まですべてAppleの管理下で行われたMacは、動作において素晴らしい安定性を誇ります。

アプリの切り替えや複雑な作業中でも動作がスムーズで、クラッシュやフリーズがほとんどありません

動画編集やクリエイティブ作業を長時間行う上で、この安心感は大きなメリットです。

また、家電量販店で購入したPCにありがちな「よくわからないアプリが色々入っている」なんてこともありませんので、スッキリしていて気持ちいいです。

初めて起動したときの、まっさらでキレイなディスプレイと最低限のアプリが並んだDockの美しさは感動しますよ!

ヒラギノ系フォントが使える

Macには最初から「ヒラギノ」というフォントが入っています。

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ヒラギノ角ゴシックW4

とても美しく視認性にも優れた、高速道路標識でも使われているフォントになります。

このフォントはWindowsには標準搭載されていません。

使用するにはフォントショップ等で1〜5万円ほどかけて購入する必要があります。

それくらいの価値があるものが最初から無料で入っているのはとてもお得ですね。

有名な話ですが、Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズはデザインカリグラフィー(文字を美しく見せる学問)にとても強い執着を持っていました。

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カリグラフィー:アルファベットを装飾的に書く技法で、西洋の書道とも呼ばれている

美しいヒラギノフォントが初期搭載されているのは、そんな彼の思想がしっかりと受け継がれている証だと感じます。

ヒラギノフォントは当然、動画編集ソフト上でも使用可能です。

キレイなフォントを使えばテロップの見た目も良くなり、動画の品質もさらに良くなるでしょう。

ディスプレイがキレイ

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MacBookやiMacに搭載されているRetinaディスプイがとてもキレイです。

Retinaディスプレイは、

  • 高い解像度
  • 高いコントラスト比(明暗のくっきりさ)
  • 対応できる色域が広い(表現できる色が多い)

という特徴を持っており、色鮮やかで美しい表現が可能になっています。

特に多彩かつ正確な色の表現ができることは動画編集にも有用で、カラーグレーディングなどの色を調整する工程では特に強みを発揮してくれるでしょう。

ネッピー
ネッピー

正しい色を把握できることは、より適切な調整ができることにつながります!

ちなみにWindows PCも、ハイエンドになればRetinaディスプレイ以上の性能を持ったものがあります。

ただし相応に価格も上がるので、MacBookのRetinaディスプレイはコスパ面も考えるとメリットの1つと考えていいと思います。

Windowsの特徴

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WindowsはMicrosoftが提供するOSで、これが搭載されたPCをWindows PCと読んだりします。

macOSと違って様々なメーカーが開発するPCに搭載されており、OSのシェアとしては世界一を誇ります。

ここまでやたらとMacを褒めちぎってきましたが、Windowsにもいいところはたくさんあります。

内容によっては「Macよりもいい!」となるところもあるので、しっかり紹介していきます。

コストパフォーマンスがいい

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Windows PCは安いです!

安いというと変な語弊が生まれそうですが、コストパフォーマンスが素晴らしいのです

例えば20万円の予算でMacかWindowsのどちらかを買うとなれば、Windowsを選んだ方がスペックの良いPCを手に入れることができます。

迷える猫
迷える猫

なんでWindowsの方がコスパが良くなるの?

ネッピー
ネッピー

その秘密はWindows PCのカスタマイズ性にあります!

Windows向けのPCパーツは世界中で様々なメーカーが生産しています。

たくさんのメーカーが切磋琢磨することで価格競争が起こり、どんどん性能が良く、それでいてリーズナブルなパーツが生まれていきます。

一方でMacは設計やパーツの製造からすべてAppleが行っているので、この価格競争の恩恵がないのです。

ネッピー
ネッピー

昨今の円安でApple製品はさらに高くなってしまいました…

Windows PCは様々な価格帯・スペックのパーツがあるので、選び方次第では購入費用を大きく抑えることもできます

自分が必要な作業のスペックに合わせて、柔軟に価格帯を選べるのは大きなメリットですね。

ただ近年はMacBookシリーズが価格据え置きでメモリ容量を倍増したり、Appleシリコンの性能がかなり上がっていることから、価格に対するパフォーマンスが向上してきています。

まだまだWIndowsの方が安くPCを組めることが多いですが、WindowsとMacの価格差はかなり縮小されてきていることも覚えておくと良いかもしれません。

パーツを交換してスペックを強化できる

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ノートPCだとハードルが高いですが、WIndowsのデスクトップPCであれば、パーツの交換で手軽にスペックを上げられます。

動画編集という作業は、かなり高負荷な作業です。

軽い編集のうちは良かったけど、本格的な編集を始めたらスペック不足を感じるようになった…

そんなこと起こりますし、ずっと使っていると経年劣化やソフト側のアップデートでスペック不足になることもあります。

そんなとき、Windows PCなら特定のパーツをピンポイントで増強することができます。

  • メモリを追加して16GBから32GBにする
  • SSDを追加してさらに1TBの容量を増やす
  • CPUを交換して全体的な性能を上げる

ということが可能です。

もちろん相応の知識が必要にはなってきますが、本体をまるっと買い換えずとも対応できる手段があるのは魅力的ですね!

ハイスペックなGPUの恩恵が受けられる

gpu

PCのパーツの中には「GPU(グラフィックボード)」というものがあります。

これはPCのグラフィック性能に関わるパーツで、主にPCゲームを遊ぶときに重要視されます。

しかしGPUは動画編集においても有用で、動画のエンコード速度(書き出し速度)が上がります。

書き出し時間が大幅に短縮されるので、作業の待ち時間を削減し効率を上げることができます

エフェクトやカラー補正にもGPUが使われますので、動画を作り込むうえでも頼もしい味方になってくれますよ。

迷える猫
迷える猫

Macを買うときはGPUを選ぶ項目がなかったけど、MacにはGPUは付いてないの?

ネッピー
ネッピー

Macの場合、GPUの機能はAppleシリコンに統合されています!

もちろんAppleシリコンのグラフィック性能もかなり高いのですが、さすがにグラフィック専用として独立したハイエンドのGPUにはかないません。

フルHDのシンプルな動画編集なら差は感じづらいですが、

  • 3Dモデリング
  • VFX

のような高負荷な作業まで手を出し始めると、GPUが欲しくなってくるでしょう。

WindowsのデスクトップPCならGPUの交換も自由に行えます。

編集スキルが上がったとき、自分がやりたいことがより不自由なくできるのはWindowsの方かもしれませんね。

まとめ:好きなPCを選んで動画編集を楽しもう

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今回は動画編集におけるMac、Windowsのそれぞれの良さを比べてみました。

結論として、動画編集はどちらのPCを選んでも十分に行うことができます

そうなると大事になってくるのは、むしろ「どっちが好きか?」という点になってきます。

ネッピー
ネッピー

好きなPCを使った方がテンション上がりますし!

動画編集に限らず、何をするにもモチベーションの維持は大切です。

性能でもデザインでも構わないので、

迷える猫
迷える猫

こっちが好き!

と思えるような要素があれば、そのPCを買った方が楽しく作業ができて良いと思います。

ぜひ自分のお気に入りのPCを見つけて、動画編集の第1歩を踏み出してみましょう!

それでは、今回はこの辺で。

お疲れ様でした!

ABOUT ME
ネッピー
ネッピー
復業エディター
副業として動画編集を始め、現在は福祉の現場と映像制作の二足の草鞋で生活しています。 会社員が動画編集の副業で収入を得るための道筋を、体験談をもとにお伝えします。
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